白星発進の犬伏湧也「地元記念を獲った後のレースが大事だと思っていた」/サマーナイトフェスティバル
松戸競輪場のナイター競輪「第20回サマーナイトフェスティバル(G2)」が13日から開幕。初日5RS級予選で白星発進を決めた犬伏湧也(28歳・徳島=119期)に話を聞いた。 嬉しい地元記念優勝から中4日で参戦した犬伏湧也。前検日には「ケアを入れつつ、練習も少しやってきた。状態は変わらず。松戸は先行有利。立ち遅れないように、今までと変わらないレースができれば」と話していた。 初日は押さえた犬伏がそのまま先行。すかさず巻き返してきた小林泰正を封じ、3番手から捲り上げた志田龍星まで併せ切って堂々の押し切りを決めた。番手の岩津は包まれる形で伸びを欠いてしまい、ワンツーとはならなかったが、パワフルな走りで存在感をアピールした。 「後ろ攻めだったので、切るだけで脚を使うと思ったけど、すんなり出られて良かった。仕掛けて来た泰正さんとスピードが合った感じがあったけど、しっかり併せられた。志田君が3番手から来ると思わなかったけど、併せられて良かった。良いペースで先行できました」と安堵の表情を浮かべた。 そして「地元記念を獲った後のレースが大事だと思っていた。内容も良く1着を取れたので良かった。体を休めて準決勝に挑みたい」とレース内容に満足げな様子。 地元記念は師匠の小倉竜二の助言もあり、優勝を狙っての一発に懸けていたが、今回は打って変わってしっかりと魅せるレースを披露した。地元記念を獲った直後には「(小松島記念の決勝は)イレギュラーだったけど、サマーナイト、オールスターでは自力を出して頑張りたい」と言っていたが、しっかりと有言実行。準決勝はいつにも増してかなりの激戦が予想されそうだが、パワフルな走りでまた魅せてもらいたい。(アオケイ・宮本記者)