全国初の再構築協議会を広島で開催 国交省 JR芸備線の存廃を協議
利用が低迷するJR芸備線備後庄原(広島県庄原市)―備中神代(岡山県新見市)間の存廃を話し合う再構築協議会の初会合が26日、広島市中区のホテルで始まった。国土交通省が昨年10月施行の関連法に基づく協議会を開くのは全国で初めて。路線を存続させるか、バスなどへ転換するかを議論し、原則3年以内に結論を出す。 関連の地図など 協議会は中国運輸局の益田浩局長が議長を務め、国、同区間がある広島、岡山両県と庄原、新見両市、JR西日本などの関係者約20人で構成。報道機関に公開された初会合では、参加者がそれぞれの意見を述べる。 JR西は昨年10月、関連法に基づき、全国で初めて協議会の設置を国に要請。国交省は沿線自治体の意見を踏まえ、今年1月に設置を決めた。広島(広島市南区)―備中神代間の全線(159・1キロ)を議論の対象とし、備後庄原―備中神代間(68・5キロ)の存廃を決める。
中国新聞社