女子ゴルフ・藤田さいき、通算8アンダーで暫定首位 降り続ける雨の中でもパッティング好調、スコア伸ばす
◇21日 女子ゴルフ アース・モンダミンカップ第2日(千葉県袖ケ浦市、カメリアヒルズCC) 降雨によるコースコンディション不良のため、第2ラウンドはサスペンデッドとなった。ホールアウトしたのは1組3選手だけ。首位と3打差の4位から出た藤田さいき(38)=JBS=は消化した14ホールを4バーディー、ボギーなしで回り、通算8アンダーで暫定首位に立った。11ホールで1つ伸ばした高橋彩華(25)=東芝=も通算8アンダーでトップに並んだ。 朝から雨が降り続け、午前11時過ぎに競技が中断されると、再開することなくサスペンデッドとなった。午後にスタートする予定だった47選手はティーイングエリアに入ることがなかった。 そんな中でもベテランの藤田がスコアを伸ばした。前半の18番で4メートル、後半も2番では9メートルのバーディーパットを決めるなどパッティングが好調。「メチャクチャしのいでた。上手にバーディーパットも入ったし、2メートルのパーパットも入った」と振り返った。 3週前には自身初の全米女子オープン出場を果たし「あの巻きつくようなボールの沈む芝には、もっと鋭角に、もっと直接的にボールを捉えなきゃいけないんだと勉強になった。来年もまた挑戦したい。楽しかった」と話す。雨にぬれたコースの攻略にも、そんな経験が生かされたか。プロ20年目になっても向上心は衰えない。
中日スポーツ