マレーシア、エネルギー多様化と供給網ハブ目指す=首相
[クアラルンプール 9日 ロイター] - マレーシアのアンワル首相は9日、今年は同国の立地を活用してエネルギーとサプライチェーン(供給網)多様化の仲介地となることを望んでいるとし、半導体産業とイスラム金融のリーダーを目指していると述べた。 経済フォーラムで、マレーシア経済は昨年、再生可能エネルギーと人工知能(AI)インフラを中心とする戦略的投資の流入により劇的に回復したと述べた。 マレーシアは急速に東南アジアの逃避先となりつつあり、成長改善や通貨の安定が重なって政治的変動と経済的不確実性に悩む他の諸国と一線を画していることから、外国人投資家が戻っている。 アンワル氏は「2025年には電力、人材、サプライチェーン多様化の仲介地として、地理的重要性をさらに強化したい」と述べた。また、インフレとリンギ相場は安定し、株式市場は好調に推移してきたと指摘した。