1カ月遅れで〝開幕〟 三重・松阪出身の岡林選手 プロ野球・中日1軍昇格 早速スタメン起用
1カ月遅れで、ようやく〝開幕〟――。プロ野球セ・リーグ、中日ドラゴンズの岡林勇希選手(22)=三重県松阪市下村町出身、菰野高校出身=が19日、1軍に昇格し、同日、甲子園球場で行われた阪神タイガース戦で、1番・右翼手で、早速、先発出場した。 岡林選手は、2022(令和4)年に161安打でリーグ最多安打のタイトルを獲得。昨季もリーグ3位の163安打をマークした他、2年連続でベストナインとゴールデングラブ賞に選ばれた。 5年目となる今季からは背番号が「1」になり、さらなる活躍が期待されたが、2月の沖縄キャンプ中に右肩を痛め、オープン戦出場を見送り、2軍のウエスタンリーグなどで調整しながら回復を目指したが、開幕には間に合わず。3月22日以降は2軍の試合メンバーからも外れ、治療に専念してきた。 今月16日、ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(ナゴヤ球場)に3番・右翼手で先発し、25日にぶりに実戦復帰。翌17日は復帰後初安打、三塁打含む3安打3打点1盗塁の大活躍。18日にも1安打で復調をアピールし、ようやく1軍昇格を成し遂げた。 この日早速、先発出場した岡林選手は、三振、右飛、四球、左飛と3打数無安打で快音は聞かれなかったが、守備機会も問題なくこなした。 立浪和義監督は、リーグ首位を独走するチームのリードオフマンとして今後も起用していくとしている。 ドラゴンズの加藤匠馬捕手(31)=飯南町下仁柿、市立飯南中学校、私立三重高校、青山学院大学出身=の出場はなかった。 試合は0―7で敗れた。