サルスベリが見頃 長野県松本市の浅間温泉・枇杷の湯
長野県松本市浅間温泉3の日帰り温泉施設・枇杷の湯で、市特別天然記念物に指定されているサルスベリ8本が花盛りを迎えている。赤やピンク色の愛らしい花が、入浴に訪れた客の目を楽しませている。 枇杷の湯は江戸時代初期から松本城主が利用した「御殿の湯」として知られる。サルスベリは玄関前や御殿湯跡前、大浴場南、中庭に立っており、樹齢は若い木で120年以上、古い木だと250年以上と推定されている。 女将の小口菊英さん(69)は「今年はここ数年で花の付きが一番いい」と話す。例年だと、8月末ころまで花期が続くという。共に入浴に来ていた信州大学教育学部1年生・髙谷真衣さん(18)は「色が鮮やかできれい」と花に見入り、同大学経法学部4年生・橘川祥子さん(21)は「きれいな花を見て、温泉に入り、疲れが取れた」と笑顔だった。
市民タイムス