衝撃裏舞台を暴露…「携帯を調べて解決してくれ!」ド軍開幕投手グラスノーが大谷の悲痛な訴え、高額選手の銀行口座事情、水原容疑者への疑念などを明かす「高額年俸アスリートは自分の銀行口座をチェックしない」
グラスノーは、韓国での事件発覚から、連邦捜査当局が追訴を発表するまでの約20日間に及ぶ間の大谷の様子をこう伝えた。 「この状況を快く思っているはずはなかった。ただ自分に何か(やましいところが)あればストレスを感じるだろうが、彼は冷静だった。彼はとてもストイック。30歳になろうとしているのに、いつも笑顔で、私が今まで会った中で一番生まれつきストレスのない人間に思えた。あの立場で、それができるのは凄いことだ。いつも夏のキャンプにでも行っているような感じで幸せそうにこなしている」 チームは4月5日から敵地シカゴに遠征に出て、大谷はその初戦で移籍第2号を放っているが、「シカゴの寒い中で打撃ケージで一緒にいた時、彼はいつものルーティンをこなしていた」という。 「打席で凡退してベンチに戻ってきても『Oh No!内角の球だった!』という感じだ。彼は、いつもこんな感じで幸せそうで、何も変わることがない。だから、これだけ素晴らしいのだろう」 連邦捜査当局が訴追した翌日に水原容疑者は法執行機関に出頭して身柄を拘束され、ロサンゼルス連邦地裁で行われた保釈審問で、大谷との接触禁止など数多くの条件を付けられた上で2万5000ドル(約380万円)の保釈金で保釈された。 事件が全面解決に向かいグラスノーも、「彼は精神的に大変なようには見えなかったが、この一件のすべてが(連邦当局の訴追により)判明して野球に集中できるようになってよかった。今年はずっとこれについて質問されるのは確かだけれど、彼はうまく対応してくれるだろう」という。 今回のスキャンダルでの最大の疑問点のひとつが、1600万ドル(約24億5000万円)もの大金がなくなったことに約3年間も大谷が気付かなかったことだ。訴状では、大谷が資産や口座の管理を会計士や金融の専門家に任せており、水原容疑者が彼らが口座にアクセスできないように工作していたことも明らかになった。大谷には、年俸が振り込まれる口座と、スポンサーフィーなどその他の収入が振り込まれる口座のふたつがあり、年俸が振り込まれる口座を水原容疑者に乗っ取られていたようだが、口座に3年間アクセスしていなかったことが話題となっていた。 だが、グラスノーは、その謎について明確な答えを出した。
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