高校生が台風10号の大雨による被害状況をドローンを使って調査 静岡・掛川市
8月の台風10号に伴う大雨で、土砂崩れなどが起きた掛川市の山間部で、高校生がドローンを使って被害状況を調査しました。 掛川市では8月台風10号の接近に伴う大雨で、土砂崩れなど多くの被害が発生しました。 掛川市ではおととし防災対策を目的に、市内4つの高校の生徒たちによる「高校生ドローン防災航空隊」が結成されています。 今回掛川西高校と掛川東高校の生徒4人が、結成以来初めて出動しました。 被害調査にあたった生徒たちは、直接立ち入ることが難しい山間の地域をドローンを操作して撮影し、被害の様子を確認しました。 その結果上垂木地区では 土砂で木がなぎ倒されているのが分かりました。 生徒たちは次へ課題も見つけたようです。 掛川東高2年 海老原由依さん: 「川だったりとか道路の木が無いところで崩れていて、木が無いのか、元々道路で木が無いのか、見分けが難しかった」 掛川西高校2年 黒田羽衣さん: 「(ドローンの画像で)危険な箇所をあらかじめ理解しておくことで、被害を防げればと思います」 掛川市では今回撮影した画像を、被害状況の把握や災害対策に役立てたいとしています。 秒掛川市危機管理課 新井一弘主任: 「掛川市の場合、土地の特徴上山の被害が多いので、広域避難所に限らず外に出て行き、被害状況を確認できたのはよかった。地元の生徒が多いので、積極的に活動に参加していただければ、情報が得られて有効な防災活動につながるかなと思います」