草笛光子が華やかなドレス姿披露「ちっともめでたくないですけどね、90歳」
女優の草笛光子(90)、唐沢寿明(60)、真矢みき(60)が21日、都内で行われた映画「90歳。何がめでたい」(6月21日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。 同作は、直木賞作家・佐藤愛子のベストセラー・エッセー集「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」が原作。笑えて泣ける痛快エンターテインメントだ。 華やかな白のドレスにパールのネックレスを付けた主演の草笛は唐沢や真矢にエスコートされながら登壇。 会場の観客からの悩みや質問に答えるコーナーでは「人生で1番めでたかったこと」について出演者らが回答した。唐沢は「この日を迎えられたこと。草笛さんもめちゃくちゃ楽しそう」と指摘。草笛は「『わあ~』と大きな声でわめきたい」と身ぶり付きで映画公開の喜びを表現した。 真矢は「中学時代、宝塚に入ることと俳優になること、この2つの職業だけはやりたくないと思っていた」と意外な過去を告白。「両方やっているのがおめでたいなと思います」と笑顔で語った。 映画のヒット祈願で行われた鏡開きでは、木づちを持った草笛がタイミングを間違えて板を割ってしまう場面も。これには出演者一同が「まだ割れてない!」とフォローし、和やかな雰囲気をにじませた。 主人公と同じ90歳の草笛は「ちっともめでたくないですけどね、90歳」ときっぱり。会場を笑いの渦に巻き込んで締めくくった。
東スポWEB