[初代パジェロ]のシートはダンパーが付いてた!! ホンネを言うとクルマは座ってナンボ!
■1年を通して活躍するトヨタの「快適温熱シート&シートベンチレーション」
快適温熱シートは乗員の快適さと心地良さを追求するべく、新しい機能を備えたシートヒーター=快適温熱シートが発表されたのは2007年8月のこと。 同年同月にマイナーチェンジが行われた2代目ヴィッツに始まり、高価格帯のモデルを中心に現行モデルにも採用されている快適温熱シートは人間工学の見地からシートヒーターの配置と温度分布を見直したもので、その目的は長時間座っていると負担のかかりやすい肩や腰、寒い日や冷房使用時に冷えやすい下肢にあたる部分にヒーターを配置して効果的に温めるというもの。 加えて、温度設定の切り替え(Hi-Loモード)も可能なことから冬場のみならず、夏場の冷房使用時などオールシーズンで使用できること、さらには従来のシートヒーターに比べていったん温まった足先が冷めにくい傾向も確認されており、ユーザーから好評を博している。 また、クラウン、ランドクルーザー、アルファード、ヴェルファイア、bZ4Xといった高価格帯のモデルにおいては快適温熱シートだけでなく、シート内部に装備されたファンで背もたれと座面から空気を吸い込み、不快な蒸れを防止する機能を有したシートベンチレーションとの組み合わせが採用されるケースも多く、より快適な座り心地を追求。 なかには、車両のエアコン風量と連動してシート内部のファンの吸い込み量を自動でコントロールし、夏場における室内の快適性をよりいっそう向上させるタイプもある。 このように快適温熱シートやシートベンチレーションといった快適装備をいち早く採用してきたトヨタのクルマづくりは、人への優しさや使いやすさを追求した技術開発に積極的に取り組んできた証でもあるのだ。