山田虎矢太の相手は森岡悠樹に決定した

　6月15日（土）東京・後楽園ホールで開催される格闘技イベント『SHOOT BOXING 2024 act.3』の対戦カード発表会見が14日、都内にて行われた。 　参戦が発表されていたSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太（21=シーザージム）の相手は森岡悠樹（30=北流会君津ジム）となり、56.0kg契約でオープンフィンガグローブの試合に決定した。 【動画】山田虎矢太がバックブローでまさかの失神！ 　虎矢太はシュートボクシング（SB）フェザー級王者・山田彪太朗の双子の兄で、“山田ツインズ”として名を馳せる期待の星。13戦無敗（9KO）でKOの山を築いていたが、今年3月のRISEで大森隆之介と対戦しバックブローによる失神KO負けを喫した。今回は再起を狙う。 　対する森岡はスック・ワンキントーンのスーパーバンタム級王者で、最近はKNOCK OUTで活躍するパンチャー。カーフキックや右ストレートを得意とし、先日の『ONE Friday Fights 62』でONEに初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリに初回KO勝利を飾ったばかり。 　会見で虎矢太は「今回、復帰戦の相手として森岡選手と対戦させていただくんですけど、先日ONEの大会でも逆転KOですごい試合をしたのが記憶に新しいです。しっかりKOで勝って、また自分の価値を高めていけるように、また皆さんに期待していただけるように次の試合で見せていきたいと思っています」とコメント。 　また森岡は会見を欠席したが、主催者を通じたコメントで「シュートボクシング初参戦でチャンピオンと試合を組んでくださり、ありがとうございます。とても嬉しく思っています。先週ONEに出場し、オープンフィンガーグローブにめちゃくちゃ相性の良さと手応えを感じています。チャンピオン、もし覚悟があるなら俺とオープンフィンガーグローブでやりませんか。チャンピオンとしての良い返信、楽しみにお待ちしています」とOFGマッチを要求。 　この要求に虎矢太は「オープンフィンガーで試合はしたことないんですけど、森岡選手がオープンフィンガーの方が自信があるというのであれば、 僕はSBの王者として望むところです。逆に僕パンチには自信があるので、オープンフィンガーで森岡選手大丈夫なのかな」と強気の発言を見せ、自身初のOFGマッチを受け入れた。 　まず森岡の印象については「実際にまだ会ってないのでどれぐらい身長差があるか分からないですけど、イメージでは結構身長が高くて、パンチとかも伸びてくるイメージがあります」とし、思い描く試合展開は「前回も相手の身長高かったんですけど、相手の距離で戦ってしまったのが敗因の1つだと思ってるので、今回はどんどん前に出て自分の距離に持っていって、最後は得意のパンチで倒そうかなと思ってます」とパンチでのフィニッシュを予告。 　OFGを着けての練習を数回したことがあるという虎矢太。「パンチの打ち方とか距離感が全然違うなっていうのを身をもって体感しました。あとはディフェンスですね、（通常の）グローブだと入ってこない隙間にも入ってくると思うので、ディフェンス面を強化して、オープンフィンガーで話を持ってきたことを後悔させたい」と意気込む。 　OFGの手応えに関しては、「当たったら相手壊れちゃうんじゃないかっていうのは練習してて何回か感じた。すみません、ちょっと盛りました（笑）。でも基本的にパンチは自分の中で得意な攻撃で、グローブのクッションが小さくなることによって相手への威力は増すと思うので、 比較的自分に向いているんじゃないかなと思ってます」と自信をのぞかせた。 　なお会見に同席していた緒形健一代表は「本人も相手も合意してますので、この試合は（OFGで）決定ということで正式に決めたいと思います」とOFGマッチとして正式に認めた。 　虎矢太は再起戦を白星で飾れるか、森岡とのOFGマッチはスリリングな展開となりそうだ。　 ＜決定対戦カード＞ ▼56.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R 山田虎矢太（21=シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者） vs 森岡悠樹（30=北流会君津ジム）