<心一つに>龍谷大平安・選手紹介 第1部/3 勝負強い「つなぎ」役 稲内熙哉選手 /京都
◇稲内熙哉(ひろや)選手(2年) 昨秋の府大会は背番号が2桁だったが、練習試合で見せた勝負強い打撃、一発で決めたバントなどが評価され、近畿地区大会では「7」のユニホームを手にした。3試合とも先発出場し、打率2割だったが、2四球を選んで2犠打を決めるなど「つなぎ」の要となる2番打者としてはまずまずの結果を残した。 「ヒットエンドラン、スクイズなど細かいプレーの精度を高め、好機で打ちたい」と、強打の1、3、4、5番に打力で遅れをとる現状の役どころを心得ている。 センバツ出場決定は、平安高(当時)の中心選手として夏の京都大会決勝で2年連続で敗れ、甲子園の土を踏めなかった父、平安野球に憧れながら経済的理由などで進学できなかった祖父にとって、何よりの朗報となった。昨秋、バックホームで走者を本塁で2回刺した強肩も披露したい。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学 久御山町立久御山中(2)身長165センチ・体重65キロ・右投左打(3)今年の目標 甲子園春夏連覇(4)好きな野球選手と理由 吉田正尚選手(レッドソックス)自分の体形に合っている(5)好きな食べ物 クレープ 〔京都版〕