県警音楽隊の演奏で節目祝う 館野小で150周年記念行事 館山(千葉県)
今年度、創立150周年を迎えた館山市の館野小学校(吉井典之校長、児童数130人)で19日、「創立150周年記念行事」が開かれた。記念式典と県警音楽隊による「安心・安全コンサート」で節目を祝った。 同校は明治6(1873)年9月、同市山本にある龍渕寺を校舎に山本小学校として創立。24年に現在の地に校舎を移し、学制改革や町村合併を経て現在の名称となった。学校内のビニールハウスで行う児童らによるイチゴ栽培は、地域の農家らの協力のもと続けられている特色ある学習として知られている。 吉井校長は記念式典で「150年間続いてきた地域や保護者の方の支えが、子どもたちを大きく成長させ、笑顔あふれる明るい学校と地域をつくり上げてきたと確信している。今後も協力し合って子どもたちのより良い成長を育んでいきたい」などとあいさつ。 式典の後に行われた県警音楽隊のコンサートでは、「ウィリアム・テル序曲から『スイス軍の行進』」で始まり、「アイドル」「サンダーバード」など全12曲を楽しんだ。県警カラーガード隊や、マスコットキャラクター「シーポック」のサプライズ登場もあり、児童らは音楽と華やかな演出に目を輝かせていた。 児童を代表して本吉海音さん(6年)は「すてきな演奏をありがとうございました。150周年記念の歴史ある館野小の最高学年であることを誇りに思う。これからもみんなで力を合わせて伝統を引き継いでいきましょう」などとあいさつし、お礼を述べた。