“光の切り絵作家”酒井敦美さんの作品をホテルで常設展示 クジラや牧野富太郎博士が愛した花などもデザイン【高知】
RKC高知放送
高知市のホテルで“光の切り絵作家”酒井敦美さんの作品展示が11月27日から始まり、セレモニーが行われました。 27日から高知市の三翠園で常設展示しているのは、愛知県出身の光の切り絵作家・酒井敦美さんの作品です。色のついたフィルムの切り絵をライトや自然光を活かして浮き出させたものです。 縦2.5メートル・横4メートルの大きさの作品は、高知の自由を表現しようとクジラが宇宙を泳ぐ姿を描いています。佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士が愛した花などもデザインされ、展示場所の床にはプロジェクターで切り絵の動画を投影しています。 自然光で映し出されたもうひとつの切り絵には尾が描かれ、空間全体を見ることでクジラが表現されています。 酒井さんは、佐川町の光と音楽のイベント「酒蔵ロード劇場」など長年にわたり地域の活性化にも貢献してきたアーティストで、今回はホテルの利用客がゆっくりと見ることを念頭に作品を仕上げました。 光の切り絵は、三翠園2階の階段ホールに常設展示されています。