平本蓮が２日緊急会見を開いた

格闘家の平本蓮が2日都内で記者会見を開き、SNSなどで取りざたされている7月28日の『超RIZIN.3』朝倉未来戦でのドーピング疑惑について、強く否定した。 【写真】会見終盤「身の潔白を証明するためにファンの人たちが動いてくれて」と、この日初めての笑顔を見せた ■違反はしていないと断言 会見冒頭、平本は「インターネットなどでお騒がせしている件について、RIZIN、引退をかけて戦ってくれた朝倉選手、『超RIZIN3』でさいたまスーパーアリーナまで足を運んでくれた観客の皆様、そしてファンの皆様にご心配をおかけしたと思っています」と話し、騒動に関しては「自分は一切ドーピングに違反することはやっていませんし、自分から進んでドーピングをお願いした事実は全くありません」と断言した。 今回の疑惑は、格闘家の赤沢幸典氏と平本がドーピングについて会話しているとされる音声データがネット上で拡散したことが発端。これについて平本は、５月にジムでフィジカルトレーニングをしていた際に「赤沢氏より、ドーピング検査が大丈夫なトレーニングの効率を上げる良いサプリがあるから買わないかと勧められ、氏を信頼していたので購入させていただきました」と説明。ただ、事務所のスタッフから「今では風邪薬でもドーピングになるので、試合前に摂取しないほうが良いのではないか」と言われ、結局使用しなかったと明かした。 またSNSで拡散された音声ファイルについても「赤沢氏との信頼関係から無下にできないと思い、サプリを使用していると話を合わせた」結果だと説明した。 ■「死ぬ気で本当に努力してきた」 今回の騒動に対して平本は「自分の人生で初めて人に裏切られた」と失意。ただ「何か特別な事情があるんじゃないか、今でも心配しているところもあります」と相手を慮る一面も見せた。 また騒動の中、支えになったものとして「自分の妻をはじめ、両親や家族、所属事務所の方々、岩崎(達也)先生など、本当に自分に近しい信頼している人たちが、自分のために一生懸命色々考えてくれて。自分は恵まれていると毎日感じました」と語り、「なので、そういう人たちのためにも、この潔白を絶対に証明したいと思ってます」と決意をにじませた。 さらに「今後の試合でも、素晴らしい結果を出してRIZINを引っ張っていこうと思っています。自分は朝倉未来選手の試合があったから、死ぬ気で本当に努力してきました。それに対して嘘は1つもないです」と改めて断言した。