子ども6人の家事・育児「妻に丸投げから」激変 “大家族芸人”お宮の松、家族円満の秘訣【オリコン ライターズ】
顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。第20回(25日 深1:55~)は、『有吉ゼミ』(毎週月曜 後7:00~)で“子だくさん芸人”として人気のお宮の松が登場。同番組・総合演出の橋本和明氏が、「家族の普遍的な愛情やあり方が詰まっている」と語る6人の子どもとの大家族生活について、光緒夫人も交えてたっぷりとしゃべり倒した。 【写真】ビートきよしの乱入に慌ただしくなった会場 ■「子育てに自信なんてあるわけない」親の頑張る背中を見せる 「アブない芸能人のリアルな実生活から現代社会を学ぶ」をテーマに11年目に突入した『有吉ゼミ』。その中で注目を集めているのが、6人の子どもと笑いあり涙ありのパワフルな家庭を築いているお宮の松だ。なかなか子どもができずに不妊治療の末、長男を授かったのがいまから17年前。そこから大家族になるとは、本人も想像していなかったという。 「いやー、ほんとまさかですよ(笑)。子どもがようやく授かって嬉しいね、なんて夫婦で感動していたら、気がつけば6人ですから。子育てについて先輩に相談しようにも、周りは軍団の兄さん方でしょ。ほとんど離婚していて、まったく参考にならない!」 少子化と言われる中で、ある調査では若者の4人に1人が「子どもをほしくない」というアンケート結果もあるという。その理由には「うまく育てられる自信がない」という声もあった。 「(子育ての)自信なんて、いまだにないですよ。でも、子育てが大変なんてことは、自分たちが子どもの時に親に育ててもらっていて、薄々わかっているじゃないですか。オヤジ大変だなって勘付けば、ちょっと手伝うかってなるし。子どもだってなんにも考えてないわけじゃないから、頑張ってる背中を見てもらえば、察してくれる部分はあって。そうやって協力し合っていくしかないんじゃないですか」 26日に放送される『有吉ゼミ』の収録では、家族のために自転車で都内の激安スーパーを回る姿があった。 「節約のためというより、“家族のため”ってところで頑張れる部分はあります。まあ、こんなことを偉そうに言うと、カミさんに「私の受け売りでしょ」って怒られるんですけど(笑)」 さらに光緒さんは「ほんと、1人目、2人目のときは何にもしませんでしたから!(笑) ただ、コロナ禍で家族の時間ができたことで、そこから家族の役割分担が始まりました」と家庭内での変化を明かした。お宮の松はコロナ禍で、大きな心境の変化があったという。 「コロナ禍で自分以外の一家が全滅するような時が出てくるわけです。それで『自分がやるしかない』って、必要に迫られて家のことをするようになったんですが、家事をするようになって昔を振り返ると、『俺、なんにもやってなかったな』ってビビりますよ」 当時の年齢は40代半ば。光緒さんにとっては遅すぎるかもしれないが、その年齢で“気付いて変われた”ことも大きかった。 「先輩方には『俺はもう歳だから、これでいいんだ』って方たちもいますけど、絶対違いますから。『やるしかない!』ってなれば、いくつになっても劇的に変われますから。自分ももう少し早く気付いていたら、もっと家族円満になって、あと3人くらい増えていたかも知れません(笑)」 具体的な家族円満のコツも聞いてみた。 「とにかく怒られないようにする! 食器が溜まっていたら洗う、汚れ物が溜まっていたら洗濯する。怒られる前に、その原因を自分で動いて解消することです。『あいつ、何にもやらないな』なんて怒りが沸いていたら、子どもをつくろうなんて雰囲気にまずならないですよ。怒られないようにやって、褒めてもらって、それでようやく子どもができると」 夫婦が分担して家事育児をこなす理想は、なかなか実現しにくいこともある。光緒さんは「私はやっても褒められないんですけどね(笑)」との返答だが…。 「いや…ほんとそうですね。カミさんには懺悔の日々ですよ。家事って本当に大変で、20歳の時に占い師に『あなたずっと洗濯する相が出てる』って言われたことがあるんです。当時、殿(※ビートたけし)のパンツを毎日洗濯していたので、それのことかと思っていたら『もっと先』と言われて。そんなバカなと思っていたら、つい先日、家族全員分の洗濯物と野球をやってる子ども4人分のユニフォームを洗濯していて、朝8時から夕方6時くらいまで延々と洗濯機を回し続けていたんです。その時、『これか!』と記憶がよみがえって、カミさんに『あの占い師の言ってたこと、当たってたぞ!』と思わず報告したくらい、家事って大変だなと」