【バレー】パナソニックがメンバー一新のジェイテクトに連勝でプレーオフ進出を決める 山本智大「コンタクトにしたのでよく見えるようになってレシーブも良くなった…のかも(笑)」 東レが連敗脱出 V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1は28日、岡崎市総合公園体育館などで試合が行われ、首位を走るパナソニックパンサーズがホームのジェイテクトをストレートで下し、プレーオフ進出を決めた。ジェイテクトは前日とメンバーを一新。セッターを河東に、両サイドはウルナウトから手塚大と藤中優斗。ミドルブロッカーも村山の対角をラオシュハンにした。試合の序盤は河東がうまくラオを使って競り合い、高橋慶帆が昨日に続いてフロントからもバックからもスパイクを決めた。ジェイテクトがリードする場面も多々あったが、20点以降でパナソニックの地力が勝り、ストレートでプレーオフ進出に一番乗りした。試合後にリベロの山本智大は両日ともに素晴らしいサーブレシーブ、ディグを見せたことについて問われ「今週からコンタクトにしたので、よく見えるようになったから…かな?(笑)」と笑顔で答えた。大塚達宣は3セット目は仲本賢優にかわったが、「自分は安定して力を出すことを心がけているので、今日もそれができたと思います」とコメント。交代の理由はティリ監督によると「ふくらはぎを少しいためているので。彼はずっとプレーしてきてとても疲れているから休ませた。フィジカルだけでなくメンタルも疲労していると思う。代表からずっと休まずに来ているので。もちろん仲本のことも信頼しているしうまくやったと思う」とのこと。今日のジェイテクトの布陣については「実は昨日のほうがもっと河東選手を使ってくると思っていたので、昨日のほうが対策をしていた。しかし試合中に対応できたので良かった」と胸をなでおろした。 VOMに輝いたジェスキートーマスは、16打数13得点で、決定率なんと86.7%。アウトサイドの選手としてはなかなか見られない数字だが「自分のスパイクもよかったが、それはもちろん大塚や山本さんがいいパスを返し、(深津)オミさんがいいトスを供給してくれたから」と胸を張った。 ジェイテクトは今節2日とも監督が会見を欠席。スターティングメンバーの意図などはわからなかった。ラオシュハンは「ただ無心に点を取ろうとした」と振り返った。 髙橋健太郎やトビアスらをコンディション不良で欠いた東レだが、前日の敗戦からリベンジし、堺に3-1で勝利して連敗脱出に成功した。リベロはベテランの渡辺俊介がスタートから起用され、チームを鼓舞した。 VC長野はWD名古屋にセットを取ったが1-3負け。JT広島はヴォレアス北海道に2セット目33-31と大接戦となったが結果としてはストレートで連勝。順位は変わらず。 次週はこれまで対戦のない世界クラブ銅メダルのサントリーと首位パナソニックが激突。また東レのホームゲームで今節いろいろなチャレンジでパナソニックに食い下がったジェイテクトが対戦。VC長野もヴォレアス北海道とホームでの対戦でどちらも落とせない戦いとなる。
■Vリーグ1/28 JT広島3-0ヴォレアス ジェイテクト0-3パナソニック 東レ3-1日鉄堺 VC長野1-3WD名古屋 ◆V1リーグ順位1/28 パナソニック、ファイナルラウンド進出 1 パナソニック 勝率0.95残14☆ 2 サントリー 勝率0.86残14 3 WD名古屋 勝率0.75残12 4 JT広島 勝率0.71残12 5 堺 勝率0.58残12 6 東レ 勝率0.46残12 7 東京GB 勝率0.33残12 8 ジェイテクト 勝率0.29残12 9 ヴォレアス 勝率0.08残12 10 VC長野 勝率0.04残12