冬にかかせない「加湿器」!1日中つけっぱなしにした場合、電気代はいくらかかる?
寒い季節の乾燥対策として、加湿器を使用しているご家庭も多いでしょう。長い時間つけっぱなしにしていると、電気代が気になるところです。 そこで今回は、加湿器にかかる電気代を解説します。さらに、加湿器を使用する際の注意点もまとめました。
加湿器には大きく4つの種類がある
加湿器と一言でいっても、加湿のタイプによって以下の4種類に分けられ、それぞれ、特徴や消費電力に違いが見られます。 ●超音波式 ●スチーム式(加熱式) ●ハイブリッド式(加熱気化式) ●気化式 ほかにも製品によって、加湿能力や給水・お手入れのしやすさなどが異なります。電気代を計算するには、取扱説明書に記載されている消費電力をチェックしてみましょう。
種類ごとの消費電力と電気代
実際に4種類の平均的な消費電力と、それぞれにかかる電気代を見てみましょう。今回は、蒸気が出始めてから24時間使用する場合を想定して、電気代を計算しています。 表1
※電気代単価30円/キロワットアワーで計算 ※筆者作成 表1より、最も消費電力が少ないのは「気化式」であり、反対に、消費電力が最も大きいのは「スチーム式(加熱式)」であることが分かります。24時間使用時の平均消費電力で電気代を計算すると、その差は約140~205円です。 1ヶ月ずっとつけっぱなしにした場合、「気化式」の加湿器にかかる電気代は約108~324円、「スチーム式」の加湿器で約4320~6480円となります。 稼働時間が長くなるほど、加湿器の種類によって電気代に差が見られるでしょう。
加湿器を使用する際の注意点
空気が乾燥すると、静電気が起こったり、肌や髪のトラブルが起こったりと、さまざまな影響があります。そのため、乾燥しやすい季節には加湿することが推奨されていますが、快適に過ごすには、以下のポイントを意識して使うことが大切です。 ●タンクの水は毎日取り換える ●加湿器内を常に清潔に保つ ●加湿しすぎない 加湿器内は常に湿っているため、カビや細菌が発生しやすくなります。そのため、タンクの水は毎日交換して、加湿器内をこまめに掃除しましょう。カビや細菌が発生してしまうと、空気中に汚い水蒸気が拡散されてしまい、アレルギーやぜんそくを引き起こすおそれがあります。 また室内を加湿しすぎると、壁や窓、家具などに結露が発生して、カビの原因となります。室温が下がると室内が乾燥しにくくなるため、暖房器具を消している間や就寝中には、加湿器を止めておくとよいでしょう。製品によっては、湿度を自動で調整してくれるものもあります。
加湿器は種類によって電気代が大きく異なる
加湿器を24時間つけっぱなしにした場合、かかる電気代は数円から数百円ほどです。費用に差があるのは、加湿方式によって消費電力に幅があるためです。 お手持ちの加湿器にかかる電気代が知りたい方は、加湿方式や消費電力を確認してみましょう。 出典 東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部