ツーブロック禁止の理由は“就活で不利”…校則改革に挑んだ高校生たち 企業に聞いたら「印象悪く感じない」
この結果をもとに、12の髪形のうち、9つが禁止から除外されたということです。
■参考になると好評…静岡県理容組合が作成した「好感度アップする髪形」の冊子
髪形については、校則違反かどうかの線引きがあいまいな部分がありますが、静岡県の理容組合が2023年12月に発行した中高生向けのヘアスタイル冊子「中学生好感度アップヘアセレクション」が話題になっています。
冊子には、ツーブロックやボブスタイル、モヒカンなど、12種類の髪形が載っています。
静岡県理容組合の理事長、林敏也さんは校則で許される自由の幅が分からなくて戸惑っている生徒たちを助けたかったと言います。 静岡県理容組合の理事長 林敏也さん: 「中学校や高校の校則が見直されているなかでヘアスタイルについて、好感度があがるヘアスタイルをプロの目線で、何か参考になればと」
反響は大きく、発行から数カ月後、取材した2024年2月の時点でも、全国から問い合わせがあると話していました。 林さん: 「市営の図書館などで置かしてくださいということだったり、ご来店いただいた中学生さんがこの冊子を見て、相談をしてくれるような形になってきてるみたいです」 掲載されているヘアスタイルについて、名古屋の街で冊子を見せて印象を聞いてみました。 Q参考になりますか? 女子高校生: 「はい、思います。清潔感あるね」
別の女子高校生: 「自分に似合うのが分かっていると、結構やりやすいかな」 現役高校生たちには、髪形の参考になると、好評でした。 “好感度があがる”ことを目指したヘアスタイル、大人にも印象を聞きました。 20代の男子大学生: 「いいですね、さわやかなのは大事だと思いますよ」 70代女性: 「可愛くていいと思いますよ、不潔じゃなきゃね、青春だし」 60代男性: 「もうちょっと『おでこ』を出した方がいいんじゃないの、と俺は思う」 概ね、悪くない反応でした。 林さん: 「春夏だったり、秋冬バージョンという形で展開できればなと思っています」 2024年2月23日放送