有田町の飲食店「龍泉荘」でノロウイルス食中毒 発生 15人が嘔吐や発熱など 症状を訴え
佐賀県は3日、有田町の飲食店「龍泉荘」(今泉茂富代表)でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。利用した客の4組15人が、嘔吐(おうと)や発熱などの症状を訴えた。いずれも軽症で、回復に向かっているという。 11月27日に、症状があった患者から「有田町の飲食店で食事をした後、複数人が体調不良になっている」と伊万里保健福祉事務所へ連絡があった。発症したのは20~60代の男女15人で、それぞれ同24日に飲食店で昼食を食べていた。 県は、患者11人の便からのノロウイルス検出、症状や潜伏時間を踏まえて食中毒と断定し、3日付で1日間の営業停止命令を行った。調理場の清掃や手指消毒の徹底、調理従事者の健康管理を指導した。 1月以降の県内での食中毒の発生は8件62人で、2023年の5件7人を上回っている。(横田千晶)
横田千晶