キャンプは二軍スタートでも…ソフトバンク「次世代を担う10人」!
2月1日から各球団が順次キャンプをスタート。首位奪還を目指すソフトバンクも、宮崎を拠点にキャンプを始めており、シーズンに向けて小久保新監督の第一歩を踏み出した。もちろん1軍にいる主力選手が、シーズン中も中心になることが期待されているが、2軍キャンプにも楽しみな選手が多い。 【一覧】ソフトバンク キャンプメンバー 投手陣では2021年のドラ1・風間球打投手(明桜出身)。最速157キロをマークする剛速球を武器に、アジアウインターリーグ・ベースボールに2年連続で参加した。まだ実戦経験は少ないが、今シーズンでNPB3年目。これまでの2年は下準備、3年目は本格的に活躍するシーズンになることを願いたい。 小久保監督が注目していた剛腕・田上奏大投手(履正社出身)も2軍キャンプからスタート。小久保監督がファームで指揮を執った2年間、どちらも開幕投手を務めている。昨シーズンは1軍で11試合に登板したが、小久保監督が期待した若手右腕の台頭が楽しみだ。 もちろんルーキーたちも見逃せない。U-18で世界一となったドラ1・前田悠伍投手(大阪桐蔭出身)。魔球・スラーブを持つドラ2・岩井俊介投手(京都翔英出身)、そして明治大のエースとして活躍した村田賢一投手(春日部共栄出身)が2軍スタート。プロの世界に馴染みながら、1軍キャンプを虎視眈々と狙う。 野手陣にも次世代の主力候補が揃っている。 ウエスタンで4年連続の本塁打王獲得など、ファームでは自慢の打撃を発揮するリチャード内野手(沖縄尚学出身)が2軍にいる。 さらに2023年は5番打者で開幕スタメンだった正木智也外野手(慶應義塾出身)も2軍にいる。2019年に1軍デビューを果たし、2023年には1軍初ホームランを放った野村大樹内野手(早稲田実出身)も2軍から這い上がる。 他にも2022年のドラフト1位・イヒネ・イツア内野手(誉出身)が2軍スタート。オフシーズンは柳田悠岐外野手(広島商出身)と自主トレを実施。逞しくなった体つきに、ファンは期待を寄せたが、2軍から這い上がって、期待に応えられるか。 ルーキーでは慶應義塾大のスラッガー・広瀬隆太内野手(慶應義塾出身)が2軍スタートなど、投打にわたって楽しみな若手が揃っている。改めてホークスの選手層の厚さ、そして厳しい競争があることを実感させられた。まだキャンプは始まったばかりだが、何人の選手が1軍の切符を掴むか。これからもキャンプの動向から目が離せない。