サニブラウン「予選からしっかり(パリ五輪の参加)標準切るくらい走りたい」坂井隆一郎、柳田大輝も出席…陸上セイコーGGP前日
陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)は、19日に東京・国立競技場で行われる。18日は同会場で前日会見が行われ、男子100メートルで世界選手権2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)、昨年の世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)、同代表の柳田大輝(東洋大)が出席。サニブラウンは「練習でやっている走りの通り、イメージして走りたいです。予選からしっかり(パリ五輪の参加)標準切るくらい走りたい」と意気込みを語った。 日本勢でパリ五輪参加標準記録(10秒00)突破者はまだいない。サニブラウンは昨年の世界選手権6位入賞のため、突破すれば即内定。「気がついたら出ているかなっていう感じでずっとやってきています。明日出せたらいいなっていうくらい」と2021年東京五輪200メートル以来の国立競技場での試合を、気負わずに迎える予定だ。 12日の木南記念(大阪)で今季初戦に臨み、10秒20で優勝した坂井は「冬季練習は標準突破を目標に取り組んで来たので、その自信はある。距離的には行けると思っています。しっかり狙って行きたい」。米国で行われた競技会でシーズンインし10秒02の自己ベストタイ&日本歴代7位タイの好タイムをマークした柳田は「条件さえそろえば(標準が)出せる状況にある。自分の走りがしっかりできれば標準も見えてくると思います」と話した。混戦の男子100メートルになりそうだ。
報知新聞社