それでも最後にはエールを

ルーニーとラッシュフォード photo/Getty Images

元マンチェスター・ユナイテッドのエースであるウェイン・ルーニー氏は、今シーズン苦戦が続く現エースのマーカス・ラッシュフォードを心配しながらも、再び輝きを取り戻すことを期待している。 昨シーズン、公式戦56試合で30ゴール10アシストという圧巻の記録をマークしたラッシュフォードだったが、今シーズンはここまで公式戦38試合で8ゴール5アシストとなっており、調子を落としている。昨シーズンのような輝きを見せないエースには批判の声もあり、新天地を求めた方がいいという声さえも挙がっている。 そんななか、元チームメイトであり、同じくクラブのエースで10番を背負っていたルーニーはラッシュフォードが再び得点を量産し、クラブにタイトルをもたらす活躍を見せてくれることをを期待していると語った。 「彼は非常に困難なシーズンを過ごした。彼がワールドクラスの選手になるための能力とすべての資質を備えていることは誰もが知っている。それがもどかしいことだ。昨シーズン、彼は多くのゴールを決めた。しかし今シーズン、彼は活躍していない。彼はプレイしている時、幸せそうではない」 「クラブを離れて再出発するのが最善の選択なのだろうか？でも、彼はマンチェスターの男だ。私は彼がクラブでキャリアを軌道に乗せ、ゴールを決め続け、クラブがトロフィーを獲得するのに貢献しようとする姿を見たいと思っている。でも彼は確かに難しいシーズンを過ごしてきた」（英『Daily Mail』より） ルーニーもラッシュフォード同様に10番を背負い、ユナイテッドのエースとして長年君臨して結果を残してきた。ラッシュフォードとのプレイ経験もあり、同じ境遇の元チームメイトの状態を心配しながらも、エールを送っている。 今シーズンはここまで思うような結果を残せていないラッシュフォード。しかしユナイテッドはまだFAカップでベスト4に残っており、タイトル獲得の可能性は残っている。ここまでは批判の多いシーズンを送っているユナイテッドのエースは、今季唯一のタイトルをチームにもたらすことができるだろうか。