【陸上】激戦必至の世界クロカン選考会!坂東悠汰、服部弾馬、川口桃佳、U20は折田、永原ら 田中希実は福岡クロカン2kmへ登場/日本選手権クロカン
第107回日本選手権クロスカントリー(福岡・海の中道海浜公園)が2月25日に開催される。同大会は3月30日(土)にセルビア・ベオグラードで開催される「2024世界クロスカントリー選手権」の代表選考を兼ねており、男女ともに激戦が予想される。 日本選手権クロカンの主なエントリー選手をチェック! 10kmで争われる日本選手権男子には、東京五輪5000m代表の坂東悠汰(富士通)のほか、昨年の世界クロカン選手権に出場した服部弾馬(NTT西日本)、長谷川柊(Kao)がエントリー。坂東は優勝すれば法大時代の2019年以来5年ぶりとなる。 このほか、村山紘太(GMOインターネットグループ)や田村友伸(黒崎播磨)、鈴木塁人(SGホールディングス)、羽生拓矢(トヨタ紡織)、井川龍人(旭化成)や、今月21日に引退を表明した今井正人(トヨタ自動車九州)が名を連ねた。 学生では山口智規(早大)、斎藤将也(城西大)、吉田響(創価大)、西村真周(東洋大)、高槻芳照(東農大)など箱根駅伝出場選手も登録。強力な実業団選手たちを相手にどれだけ上位に食い込めるか。 日本選手権女子(8km)では23年世界クロカン代表の川口桃佳(ユニクロ)を筆頭に、同年アジアクロカン金メダリストで前回2位の猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)、21年2位の酒井美玖(肥後銀行)、逸木和香菜(九電工)、鷲見梓沙(ユニバーサルエンターテインメント)、学生の谷本七星(名城大)などが登録した。 また、同日にはU20日本選手権クロカンも同時開催され、男子(8km)は5000m高校歴代2位13分28秒78の記録を持つ折田壮太(須磨学園高3兵庫)をはじめ、3000m障害高校記録(8分32秒12)保持者で前回覇者の永原颯磨(佐久長聖高3長野)、都道府県駅伝1区区間賞の川原琉人(五島南高3長崎)など、23年度の高校長距離界をにぎわせた選手たちが多数エントリー。 女子(6km)も全国高校駅伝1区区間賞の奥本菜瑠海(大分東明高3)、同区間2位の山本釉未(立命館宇治高3京都)や、薫英女学院高時代の22年に優勝している水本佳菜(エディオン)といったメンバーが顔を揃えている。 日本選手権ではないものの、併催の福岡クロカン男女2kmは世界クロカン「男女混合8kmリレー」の代表選考レースとなる。女子は1500m、3000m、5000mの日本記録保持者である田中希実(New Balance)、男子は昨年の日本インカレ1500m覇者の後田築、22年インターハイ800m、1500m2冠の大野聖登(ともに順大)、昨年のインターハイ1500m優勝の谷本昂士郎(大牟田高3福岡)といった選手が集った。 レースは2月25日、U20の部が12時50分から、シニアの部が13時50分からスタート。大会の様子はYouTubeにてライブ配信される。
月陸編集部