コツコツ貯めた「タンス預金」が200万円になりました。「車の買い替え」に使いたいのですが、税務署に指摘されることはありますか…?
タンス預金のメリットやデメリットを把握しておこう
タンス預金のメリットとして、手元にお金を置いておけることが挙げられます。そのため、まとまったお金が必要になっても、ATMなどの営業時間を気にしなくても済みます。ATMを利用しないので、当然、手数料も発生しません。また、金融機関が破綻したときに影響を受けないこともメリットの1つといえるでしょう。 一方、お金を自宅に保管することは、少なからずデメリットも存在します。火災や自然災害によってお金を失う可能性があることは大きなリスクです。また、自宅の現金が盗難に遭う可能性もリスクの1つでしょう。火災保険に特約があれば盗難について補償されることもありますが、被害額の証明が難しいだけでなく、上限額の設定により全額補償が受けられるわけでありません。 このように、タンス預金にはメリットとデメリットの両方があります。自分でお金を管理するのがよいか、金融機関にお金を預けるのがよいのかは個人の判断にもよるでしょう。しかし、お金を失うリスクの大きさを考えれば、タンス預金は控えたほうが賢明かもしれません。
タンス預金自体には問題はない! ただしお金を失うリスクも考えよう
脱税の手段として悪用するとのイメージもあり、タンス預金を快く思わない人も少なくありません。しかし、収入に応じた正しい税申告をしていれば、タンス預金をすることも、それを車の買い替え資金に使うことも問題はありません。ただし、自宅にお金を置いておくと災害時の補償が期待できないなど、さまざまなリスクが生じます。地道にコツコツと貯めたお金だからこそ、安全な保管手段を選ぶことが大切です。 出典 財務省 納税環境整備に関する基本的な資料 加算税の概要 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合 国税庁 No.1490 一時所得 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー 監修:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部