入幕2場所目阿武剋、初日から5連勝も浮かれず「毎日、集中しています」【大相撲九州場所】
◇14日 大相撲九州場所5日目（福岡国際センター） 東前頭6枚目の隆の勝（常磐山）が30歳の誕生日に欧勝馬（鳴戸）をはたき込み、自身初の初日から5連勝とした。一場所でも早く三役復帰を果たし、何度も稽古で鍛えてくれた湊川親方（元大関貴景勝）へ恩返しをしたい。大関豊昇龍（25）＝立浪＝と東前頭15枚目の阿武剋（24）＝阿武松＝も全勝を堅持。新大関の大の里（24）＝二所ノ関＝は4勝目を挙げた。 入幕2場所目の阿武剋が、武将山を寄り切って5連勝。優勝争いのトップタイで序盤を終えた。「組み止めたかったので」という狙い通り、押し相撲の武将山から上手を奪っての完勝。それでも「勝つか負けるかどっちかなんで。明日、負けるかもしれないので」と浮かれるところはない。「毎日、集中しています」と無心で臨む。
中日スポーツ
