「自分一人で動ける環境を」学校のエレベーター設置率 全国平均を下回る現状を考える=静岡【ともにはぐくむ】
<富士宮市教育総務課佐野貴明主幹> 「(既存の校舎に)取り付けるというと、場所の問題であるとか、あと構造的な問題。壁に穴を開けたりとかもしないといけないものですから、その辺りで、後からエレベーター設備を付けるのは、なかなか難しい」 <伊豆田有希ディレクター> 2022年の調査で、静岡県内の小中学校校舎の設置率は13.3%と、全国平均29.0%を下回っていました。 <水野涼子キャスター> どうしてこのような結果に? <伊豆田有希ディレクター> 校舎の耐震補強を優先してきたことが、背景にあるようです。既存の校舎に設置するには、2億円以上かかるケースもあり、設置は簡単ではありません。 <水野涼子キャスター> エレベーターのない校舎に、車いすを使う子どもが通う場合、どうしているのでしょう。 <伊豆田有希ディレクター> こちらの中学校では、階段昇降機を使っていて、普段は介助員が生徒を乗せて操作しています。移動に時間がかかったり、エレベーターと比べると、負担があるとは感じました。
静岡放送