第93回選抜高校野球 健大高崎、8強かけ きょう天理と対戦 意気込むナイン /群馬
<センバツ高校野球> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場している健大高崎は25日の第3試合(午後2時20分開始予定)で、8強入りをかけて天理(奈良)との2回戦に臨む。新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった2020年大会を含め2年連続5回目の選出となったチームは、過去3回の大会でいずれも準々決勝に進出。天理とは12年と15年大会でも対戦し、2勝している。 健大高崎は19日の1回戦で主戦・高松将斗(3年)が完投し、下関国際(山口)に6―2で勝利した。打っては八回に小沢周平主将(同)の右越え適時二塁打などで一挙4点を奪うなど、昨秋の県大会、関東大会に続いて強打を見せつけた。下位打線も8番・綱川真之佑(同)が2打点と切れ目がない。 一方、天理のエース、達孝太(同)は193センチの長身から最速146キロの直球を投げ下ろす。7―1で快勝した1回戦の宮崎商(宮崎)戦では10奪三振をマークし、完投。打線は昨秋の打率が5割超の内山陽斗主将(同)を軸に、小技を絡めて得点を重ねる。 健大高崎ナインは24日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海野球場で打撃練習などに2時間汗を流した。小沢主将は「相手の達投手は変化球が多彩で、直球の威力もある。長身からの球に対応するため、打撃投手には台に乗って投げてもらった。我慢する展開になるかもしれないが、粘り強い打撃で勝ちたい」と意気込みを語った。【川地隆史】