オリックス・中嶋聡監督 『全員で勝つ!!』ため、歩を止めない/指揮官たちの戦力構想
リーグ4連覇を狙う『王者』には、余裕さえ感じさせられる。中嶋聡監督は今年も春季キャンプを張る宮崎で走り回っている。指揮官が清武のSOKKENスタジアムと清武第二野球場の球場間を移動する姿を何度も目にする。AグループとBグループの球場が隣接しているため、指揮官は選手の視察に歩を止めない。 【選手データ】中嶋聡 プロフィール・通算成績 「走り回っているんでね。(ファンに)サインがなかなかできないですけど(ファンの数が)多いなと思いながら……。恥ずかしいですよ、意外と。『何してるの、この人?』みたいな感じです(笑)」 戦力チェック&若手育成のために、足を動き回る日々だ。オフにはエース・山本由伸がポスティングシステムを利用してMLB・ドジャースに移籍。左腕・山崎福也も国内FA権を行使して日本ハムに移った。先発投手陣は宮城大弥、山下舜平大、田嶋大樹、東晃平までの4投手が先発ローテーションを担う見込みで、残りの2枠を争う構図がある。 候補に上がるのは曽谷龍平、村西良太、齋藤響介らに加え、日本ハムからトレード移籍した吉田輝星、中日から現役ドラフトで加入した鈴木博志、育成の佐藤一磨らもリストアップされている。 攻撃陣も心強い。広島からFA権を行使して加入した西川龍馬を獲得し、外野手の競争は激化した。中川圭太、福田周平、杉本裕太郎の実績君に加え、茶野篤政、来田涼斗、池田陵真らの若手、さらに本職は内野手の野口智哉、外野も守ることができる森友哉が待機する。 リーグ4連覇&日本一奪還へ、“中嶋オリックス”が今季も全員で頂点を奪いに行く。 写真=BBM
週刊ベースボール