「私の席です」の貼り紙も…残念なフリーアドレスが横行「みんなコミュニケーションしたいなんて陽キャの発想」「腹落ちしないと意味ない」 対策は?
「現場に丸投げしてもうまくいかない」
稲水准教授は「『働き方やオフィスの活用方法は会社の戦略に基づく』と社内で浸透させるべきで、うまくいっている企業はその落とし込みができている。ただ現場に丸投げしてもうまくいかない」と指摘した。 石倉氏は「例えば、役員が役員室を捨てて様々な席に座り、決済プロセスも飛ばして相談などができれば非常に意味があると思うが、実情は異なるのではないか」と述べた。
ABWとは?
課題も残されているフリーアドレス。 現在では、自由席化する中でも集中スペースも設けて成果を上げるABW(アクティビティー・ベースド・ワーキング)を取り入れる企業も増えているという。 稲水准教授は「結局バランスが大事だ。誰かとコミュニケーションする中で新しいものが生み出されるシチュエーションもきっとある。一方、一人で集中することで成果を出していくことも必要だ。そのバランスをうまくとっていくべきだ」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部