大阪城天守閣 入館者数270万人超えで過去最高を更新
大阪市はこのほど、2017年度の大阪城天守閣への年間入館者数が275万4395人と過去最高を記録したと発表した。関係者は「大阪観光の拠点、ランドマークとして、また第一級の歴史資料・美術資料を数多く収蔵する歴史博物館として、より多くの方々に親しまれるよう努めてまいります」としている。 【拡大写真付き】2017年9月には入館者数1億人を達成 開館86年目で
発表によると、2015年度以来、3年連続で入館者数の記録を更新しているという。2015年度は「大坂夏の陣から400年」という節目の年で233万7813人が来場。これは1983年以来、32年ぶりの記録更新となった。 翌2016年度は大河ドラマの舞台の地として「真田幸村ゆかりの地キャンペーン」を実施したこともあり、入館者数は255万7394人とさらに増加。2017年度は275万4395人と、再建された1931年以来過去最高の入館者数となり、3年連続での記録更新を果たした。 入館者数の増加の要因について大阪城では「外国人観光客の増加」を挙げるが、「日本人来館者もまた増加した」としている。 2016年度は大河ドラマ関連のキャンペーンで日本人観光客が訪れる機会が多かったが、外国人入館者と日本人入館者の割合は5割ずつだった。2017年度も外国人観光客が増加する中、外国人と日本人の入館者比率は同水準を維持した。 ■大阪城天守閣過去5年の年間入館者数 ・2017年度:275万4395人 ・2016年度:255万7394人 ・2015年度:233万7813人 ・2014年度:183万8354人 ・2013年度:155万5338人