全仏オープン

全仏OPで16強入りしたエレナ・ルバキナ[写真/ゲッティイメージズ]

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は1日、女子シングルス3回戦が行われ、第4シードのE・ルバキナ（カザフスタン）が第25シードのE・メルテンス（ベルギー）を6-4, 6-2のストレートで破り、2021年以来3年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でルバキナは睡眠の問題について言及している。 【シフィオンテク、サバレンカ、ルバキナら全仏OP組合せ】 2021年は8強入りしたものの一昨年と昨年は3回戦で敗退している世界ランク4位のルバキナ。今大会では1回戦で同85位のG・ミネン（ベルギー）、2回戦で同50位のA・ルス（オランダ）を下し4年連続4度目の3回戦進出を決めた。 3回戦、ルバキナは25本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに75パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したもののリターンゲームでは5度のブレークに成功し、1時間7分で勝利した。 試合後の会見でルバキナは「厳しい試合だった。いつものようにサーブが大いに役立ったと思う。2セット目は自信が持てたのでパフォーマンスには本当に満足している」とコメントした。 全仏オープンの前哨戦となるBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000）を体調不良により欠場していたルバキナ。体調面やメンタル面に不安がないか問われ次のように答えている。 「睡眠の問題で少し苦労している。だから大会を欠場しなければならなかった。アレルギーやその他の問題もある。でも、今は体調も良く集中しているわ」 「忙しいと眠るのは簡単ではないと思う。そうなると回復は最悪なの。でも、誰もが何らかの問題に直面していると思う。それはどんなことでもあり得る」 勝利したルバキナは4回戦で第15シードのE・スイトリナ（ウクライナ）と対戦する。スイトリナは3回戦で世界ランク64位のA・ボグダン（ルーマニア）を7-5, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのA・サバレンカ、第12シードのJ・パオリーニ（イタリア）、世界ランク38位のM・アンドレーワらが16強に駒を進めた。