仙台市内の高校で「闇バイト」に加担しないよう呼びかける講話が開かれました。 宮城県警の担当者が、闇バイトは身近な人に誘われることもあるとして甘い誘いを見聞きしたら疑ってほしいと生徒に注意を促しました。 【写真を見る】闇バイトは『犯罪実行者募集情報』若い世代が特殊詐欺に利用されている「甘い勧誘、罠かもしれないと疑って」高校生の反応は…　仙台 県警少年課　村上雅典係長: 「闇バイトは、犯罪実行者募集情報とも呼ばれその中でも若い世代あなたたちのこと若い世代の多くが特殊詐欺に利用されているのが特徴」 東北高校小松島キャンパスでは、県警少年課の村上雅典係長が生徒たちに闇バイトについて講話しました。友人やアルバイト先の先輩など身近な人から闇バイトに誘われることもあるとして注意を呼びかけました。 県警少年課　村上雅典係長: 「甘い勧誘、ここで犯罪かもしれない罠かもしれないと疑ってかかってください」 県警によりますと、宮城県内では今年1月から先月末までに特殊詐欺に関わったとして高校生1人を含む少年5人が逮捕されています。 生徒: 「まだ1年生ですが、高校生のうちにバイトをすると思うので、闇バイトに巻き込まれないように気をつけたいと思った」 「親などに迷惑をかけると思ったので、今まで通りの生活をより一層気をつけたいと思った」 東北高校では去年から闇バイトや特殊詐欺について話を聞く機会を設けていて17日は、1年生から3年生およそ700人が参加しました。 県警は、もし闇バイトに加担してしまった場合、一人で悩まずに警察の相談ダイヤル「＃9110」に連絡するか直接、近くの警察署に行って相談してほしいとしています。