【識者推奨|大岩Jのパリ五輪メンバー】フランスを知り尽くす伊東をOAに。トップ下は荒木がベストチョイス、J1席巻の平河も当然の選出
ボランチは藤田が当確。松木か山本で迷うが...
遠藤、伊藤、伊東の3人を入れる前提で、大岩監督がU-23アジアカップなどで起用してきた序列を考えると、パリ世代15人はこのような顔ぶれになるのではないか。 FWは既存戦力の細谷真大(柏)と藤尾翔太(町田)が無難に選ばれるだろうし、アタッカー枠に今季J1を席巻している平河悠(町田)が入るのも当然の流れと言える。 そして久保建英(レアル・ソシエダ)と鈴木唯人(ブレンビー)不在のトップ下は、創造性とフィニッシュに長けている荒木遼太郎(FC東京)がベストチョイスになってくる。 ボランチは、藤田が当確で、松木玖生(FC東京)か山本理仁(シント=トロイデン)かで迷うところだが、トップ下やFWもでき、パワープレーにも出られて、リスタートのキッカーになれるという多彩さを考えると、やはり松木は外せない。 SBは右の関根大輝(柏)は文句なしで、問題は両サイドをこなす選手。これまでは内野貴史(デュッセルドルフ)が有力視されていたが、大岩監督は6月のアメリカ遠征で半田陸(G大阪)を左でもテストした様子で、彼への期待が大きい。となれば、半田が選ばれるのではないか。 CB陣はOAなしで、木村誠二(鳥栖)、西尾隆矢(C大阪)、高井幸大(川崎)の3枚。いざとなれば伊藤と遠藤はこのポジションで使えるということで、あえてパリ世代だけで行くことにしたい。 最後のGKは鈴木彩と小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)で決まり。どちらが本番でファーストチョイスになるかが非常に興味深いところだ。 7月3日のメンバー発表会見まで大岩監督の悩みは続くだろうが、とにかくOA枠は万能性とスペシャリティのある人材を抜擢してほしいものである。 文●元川悦子(フリーライター)