野趣あふれるナチュラルガーデンが憧れ!庭の主役候補にしたい多年草5選【ガーデニングだより】
【多年草ガーデニング】ナチュラル感あふれる和テイストが魅力「イカリソウ&テイカカズラ&ワレモコウ」
●イカリソウ 学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum 科名:メギ科 草丈:30~50cm 開花期:4~5月頃 船の碇に似ていることからその名を持つイカリソウ。花の形だけでなく、カサカサとした紙質で裏面に毛がある葉も個性的です。「三枝九葉草(さんしくようそう)」という別名があり、3つに枝分かれした先に葉を3枚ずつつけます。 やや地味な雰囲気で春の主役を奪われがちではありますが、ナチュラルガーデンではむしろ、存在感を発揮してくれることでしょう。 ※参考価格:500~800円(3号ポット苗) ●ワレモコウ ・学名:Sanguisorba officinalis ・科名:バラ科 ・草丈・樹高:20~180cm ・開花期:6~9月 日本の山野に昔から自生し、古くから薬草としても親しまれてきたワレモコウ。海岸近くからやや高い山まで、日当たりのよい場所に見られる多年草です。 枝分かれする茎の先端に密集して花がつき、短い穂先から咲き始めます。このような咲き方を「有限花序」といいます。ゆらゆらと揺れる繊細な佇まいと野趣あふれる咲き姿が魅力的。 耐暑性、耐寒性に優れ、植えっぱなしでも越年する強い生命力を持っているので、初心者でも育てやすい植物です。 ※参考価格:参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)
まとめにかえて
春になると、ついついカラフルな花々に目が行きがちですが、肩の力を抜いて自然体で楽しめる植物も魅力的。 季節に応じて草花がどんなふうに変化していくのか、ありのままの様子も楽しめるのがナチュラルガーデンの魅力です。 お庭の広さや環境も考えながら、お好みの雰囲気に育てていきましょう。
LIMO編集部