「京都BAL」2年半ぶりオープンへ 親子3代楽しめる店目指す
「京都BAL」2年半ぶりオープンへ 親子3代楽しめる店目指す THE PAGE大阪
「京都BAL」(京都市中京区河原町通)が2年7か月間の大規模建て替え工事を終え、21日にグランドオープンする。新生「京都BAL」は約850坪の敷地に、地下2階地上6階の総売場面積約1万2千平方メートルを有する。ここに33店舗の国内外トップブランドが集結。国内初出店や関西初出店が8店舗、さらに100坪以上のテナントが7店舗など、特色のある売り場スタイルとなっている。出店関係者らは「上質なショッピング体験で、親子3代が楽しめる店づくりを目指します」と話すなど意気込みを見せている。
世代を超えた人たちが集うランドマークに
「京都BAL」は2013年1月からの一時閉店後に全面改装を終了し、21日にオープンする運びとなった。外観はアメリカの古い建物をイメージし、内観は建物内の共有部分も含めて全体的にホテルのような広めの空間を演出。運営するのは「中澤」(本社・京都市中京区)だ。 「テナントは33店舗、本来でしたら、約100店舗のテナントを入れられる規模ですが、ひとつひとつのお店を広くとって、各ブランドの世界観を存分に出して頂きたいと考えました」(中澤勇社長) テナントの約7割は各カテゴリーのナンバー1ブランドとなっている。さらに、時代の半歩先を行く商業ビルとして、衣料だけでなく、家具や雑貨なども充実させ、親子3代がゆっくりと買い物ができる店づくりを目指す。 世代を超えた人々が集う新たなランドマークとして、「上質なショッピング体験」をコンセプトに掲げ、各ブランドの持つ独自の世界観を体感できるような店舗設計になっているという。
これまでにない大規模な店舗
そんな仕掛けのひとつが、これまでにない大規模な店舗だろう。6階のカリフォルニア発人気スペシャリティストア「Ron Herman / RH CAFE」、5階の「無印良品 / Found MUJI」、京都に10年ぶりに復活する地下1階地下2階の「MARUZEN」の3店舗は、総売場面積は1500平方メートル以上だという。 なかでも、「Ron Herman / RH CAFE」は売場面積が国内外最大規模の店舗となっている。「古都品」など国内初出店や、「CABaN HAYAMA」など関西初出店となる店舗も、既存店舗にはない演出や商品ラインナップでオンリーワンを実現し、「上質なショッピング体験」を提供する。 また、1階のコールドプレスジュース専門店「DAVID OTTO JUICE」は国内初、ビバリーヒルズにある老舗コールドプレスジュースショップで、オーナーのDavid Otto氏は食材が本来持つ栄養効果をまったく壊さずに摂取できる方法を探求し、独自のコールドプレス製法を確立した。 これは厳選された野菜や果実を手間をかけて圧搾し描出する製法で「オーナーが40年前につくり、守ってきたもの(門外不出だった)を弊社が受け継ぎ、伝授して頂いたものです。これまでにない、新鮮なジュースをお届けできると思います」(サザビーリーグPRの福田恵理さん)とか。