“自分らしく生きようとする”人々に着目した、ハツビロコウ「三人姉妹」開幕
「ハツビロコウ #16『三人姉妹』」が、昨日4月2日に東京・小劇場B1で開幕した。 【舞台写真】ハツビロコウ #16「三人姉妹」より。 ハツビロコウは、2015年に松本光生を中心に結成された団体。第16回公演となる今回は、アントン・チェーホフ「三人姉妹」を原作にした作品を、代表である松本の上演台本・演出で立ち上げる。 開幕に際し、松本は「ハツビロコウの『三人姉妹』は、現代の無理ゲー社会の中で『自分らしく生きようとする』わたしたちの感じている苦難と、100年以上前のロシアの片隅にあった無理ゲー社会の中で『自分らしく生きようとする』三姉妹たちの感じている苦難の類似性を探りながら創作した作品です。三姉妹たちが目指し、夢見たモスクワはどこにあるのか? 現在のわたしたちが目指し、夢見ているモスクワとは何なのか? 多くのチェーホフファンの方々にはお叱りを受けるかも知れない今回の『三人姉妹』ですが、現在を生きるわたしたちの本当の姿がここには確かに存在すると思うのです」とコメントした。 上演時間は休憩なしの約1時間50分。公演は4月7日まで。 ■ ハツビロコウ #16「三人姉妹」 2024年4月2日(火)~2024年4月7日(日) 東京都 小劇場B1 □ スタッフ 原作:アントン・チェーホフ 上演台本・演出:松本光生 □ 出演 和田真季乃 / 平子亜未 / 小林芽 / 橋本一郎 / 田村真帆 / 箱田暁史 / 井上智之 / 石井俊史 / 井手麻渡 / 千賀由紀子 / 松本光生 ※学割あり。