世界初、エクオールの産生量を薬局で即時検査 マイライフと京セラ、10月1日から
中国地方でオール薬局などを展開するマイライフ(広島県呉市、糸賀誠社長)と京セラは29日、世界で初めてエクオールの産生量を薬局で即時に検査するサービスの有償実証実験を10月1日から始めると発表した。広島県内のオール薬局5店舗から開始する。 サービスは、更年期症状の緩和や骨・心血管・肌の健康をサポート、ホルモンバランスの調整など、健康維持に重要な役割を果たす「エクオール」の産生量を薬局来店時に測定するもの。管理栄養士が監修した食生活の改善提案などをその場で検査結果に基づきアドバイスする。 測定には体内のエクオールの産生量を測る「生体マーカー即時検査装置」を使用。装置は、生体試料を利用して、その場で栄養などの成分情報を測定し即座に結果を提供するもの。京セラのSAWバイオセンサーが生体試料に含まれる成分に反応し、その電気信号を測定することで成分を特定。尿中のエクオール濃度を定量的に測定し、測定結果に応じた対策を提案する。 実験では、管理栄養士の専門的な知見を活用し、食生活改善を踏み出すためのサポートをするプランとして、3つのコースを設定。10月には広島市内にある青崎店、山本店でスタートし、ほか3店舗でも順次サービスを開始する。
電波新聞社報道本部