舞台『ジョジョの奇妙な冒険』 直前に一部中止発表→交通費・宿泊費負担→中止期間延長 経緯を振り返る
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』が、2月6日・7日・8日の4公演中止に加えて、10日と11日の3公演も中止することを8日、公式サイトで発表しました。これまでの経緯を振り返ります。 【画像】ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』が上演される帝国劇場 この作品は、荒木飛呂彦さんによる人気コミックを世界で初めて舞台化。主人公の“ジョジョ”役を松下優也さん、有澤樟太郎さんがWキャストで務め、宮野真守さんや別所哲也さんが出演することでも話題となっていました。
■東宝株式会社の説明による経緯を振り返る
【2月4日(日)の発表】 「開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、万全の状態で公演をお届けすることが難しい」とし、元々は2月6日から上演がスタートする予定でしたが、6日・7日・8日の4公演の中止を発表。 【2月6日(火)の発表】 初日を含む4公演が中止となったことについて、改めて謝罪。「本公演製作における見通しの甘さ、製作体制の不行き届きが招いた結果」「複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったことなどから、稽古の進行が予定より遅れておりました。帝国劇場における舞台上での稽古開始後も、ぎりぎりまで、予定通りの初日に向けて一同で力を尽くして参りましたが、さらなる修正・見直し等が発生するなどしたことから、進行の遅れを挽回することができず、協議を重ねた結果、スタッフ・キャストの安全確保の観点からも、初日を延期し、上記4公演を中止せざるを得ないという判断に至りました」と、中止となった理由を説明しました。 さらに、公演の2日前に中止を発表したことについても謝罪し、中止になった公演のチケットを購入した人へ向け、チケット代のほかに交通費・宿泊費などについても負担すると発表しました。 【2月8日(木)の発表】 スタッフ・キャストの安全確保に努めながらの準備に更なる時間を要する、という理由から、さらに2月10日(土)、11日(日)の3公演も中止とし、2月12日(月・祝)の公演から上演すると発表。中止となった公演の振り替えについては、「鋭意調整を試みましたが、この度は残念ながら実施することが難しいとの判断に至りました」と報告しました。