激珍! 「地下にトイレがある旅客機」、ついに退役!? 異様に長~い胴体も特徴…どんな機体なのか
2025年夏ダイヤをもって退役か
ドイツのルフトハンザ航空が2025年度の夏ダイヤ(2025年10月まで)をもってエアバスA340-600を退役させる見通しだと、海外メディアなどが報じました。この機体は、かなりユニークな客室レイアウトを持っていることで知られています。というのも、客室の地下に乗客用の化粧室があるのです。 【動画】まるでダンジョン! これが「A340-600の地下トイレ」です A340-600は、エアバスの旅客機の中で最も胴体が長いモデルで、全長は約75.3m。ルフトハンザ仕様機では、8席のファーストクラス、44席もしくは56席のビジネスクラス、28席もしくは32席のプレミアムエコノミー、189席もしくは213席のエコノミークラスを持つ4クラス構成の国際線機材です。 機内のレイアウトは航空会社が選べますが、同モデルの中でも、この「階下トイレ」はほぼ類を見ません。このようなトイレ配置を採用した経緯について同社は明言していませんが、一般的にこのレイアウトでは、トイレを設置するスペースをそのまま座席にできることから、席数を増やせる、というメリットが考えられるでしょう。 同社は2024年8月、A340-600のほか「ジャンボ機」ボーイング747-400などを2028年を目処に退役させる方針であることを発表しています。今回の報道は、A340-600の退役計画がより具体的となったことを示した形です。
乗りものニュース編集部