セアカゴケグモ3匹、長野県松川町で見つかる 特定外来生物、かまれると痛みや腫れ
長野県は20日、松川町の民家敷地で、特定外来生物のセアカゴケグモの雌3匹が見つかったと発表した。かまれたり、健康被害を訴えている人はいない。県内での確認は飯田市、松川町、駒ケ根市、諏訪市、上田市、長野市に続き7例目。 【写真】セアカゴケグモ、上田市で確認
県によると、19日午前、松川町の民家敷地の散水ホースのリール部分にセアカゴケグモらしきクモが発見され、南信州地域振興局に通報があった。20日にセアカゴケグモであると確認。同振興局と松川町が合同で現地周辺を調査。側溝のふた裏で、他の2匹を発見した。
20日に発見場所で殺虫剤による噴霧・駆除を実施した。
セアカゴケグモはオーストラリア原産。かまれると痛みや腫れが出る。症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で治まる。県は、見つけた場合は素手で触らず殺虫剤などで駆除し、市町村や県に連絡するよう呼びかけている。