獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング5位。使い方がわからない…。マンUの目玉のはずが
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手を1~10位のランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
5位:メイソン・マウント(イングランド代表) 生年月日:1999年1月10日 所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 移籍金:6420万ユーロ(89.9億円) 今季リーグ戦成績:14試合1ゴール0アシスト 昨夏にマンチェスター・ユナイテッドが6420万ユーロ(89.9億円)の移籍金で獲得したメイソン・マウントは補強の目玉だった。 このイングランド代表MFはチェルシー時代の2021/22シーズンにプレミアリーグで2桁ゴール2桁アシストを記録。エリック・カントナやデビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドらが着用した背番号7が与えられたことからも、加入初年度から主力選手として期待されていた。 しかし、終わってみるとプレミアリーグではキャリアワーストとなるわずか14試合の出場に留まった。トッテナムとの第2節でのハムストリングの負傷を筆頭に、シーズンを通して4度もの離脱に泣かされた。中でも11月の練習中に負った肉離れは長期間のリハビリが必要となり、4ヶ月も戦列を離れている。その結果、大きく評価を下げる1年間となり、市場価値は6000万ユーロ(84億円)から3500万ユーロ(49億円)にまで下落した。 また、彼が万全なコンディションであっても、どのポジションで起用するのかが難しかった。チェルシーでは[4-3-3]のインサイドハーフとして起用され、積極的な2列目からの飛び出しで多くの得点に絡んでいたが、[4-2-3-1]のマンチェスター・ユナイテッドではトップ下に不動のブルーノ・フェルナンデスが君臨している。ユーティリティーな選手なため、ボランチやWGでもプレーできなくはないが、彼の持ち味が最大限に活きるわけではない。来季の監督次第ではあるが、その起用法にも悩まされそうだ。
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