ジオグリフ(5月22日撮影、(c)netkeiba)

　元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が27日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。2日(日)に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ジオグリフこれまでの軌跡 　田井氏は複数頭の名前を挙げたが、1番手にピックアップしたジオグリフ(牡5、美浦・木村哲也厩舎)を終始絶賛した。開口一番に「細かい部位にフォーカスしなくても、状態の良さが伝わってくる素晴らしい馬体写真」と発言。立ち姿勢や毛ヅヤの輝き、シルエットの引き締まりなどをポイントに挙げて、「どれを取っても理想的なコンディション」と褒めちぎった。 　その後は馬体の具体的な仕上がりに触れ、前躯を「首差しが力強く、表情も凛々しく映る」「肩の傾斜も適正で、浅胸筋はキャリア最高の張りを誇示」などと解説。後躯に関しては「ストロングポイントである臀部の筋肉がその強靭さを取り戻している」と復活気配を強調した。今回は22年皐月賞以来の白星を目指す一戦。「臀部の張りがパフォーマンスに直結する馬ですから、このデキなら久々に勝利の美酒に酔いしれるシーンをはっきりと想像ができます」と力を込めた。