遠藤、輝5勝目 白星先行に 大の里、痛恨4敗目
大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)9日目の22日、西前頭14枚目の遠藤と東前頭16枚目の輝はそろって5勝目を手にし、白星を先行させた。一方、新関脇大の里は西前頭3枚目の豪ノ山に押し出され、痛い4敗目。上位陣との連戦となる終盤へ「一日一番、集中して頑張る」と力を込めた。 【写真】遠藤(右)が押し出しで欧勝馬を破る=ドルフィンズアリーナ 遠藤は東前頭9枚目の欧勝馬を押し出して4連勝し、「すごくいいこと」と上機嫌だった。初顔合わせの相手を寄せ付けない内容に「やってみないと分からない部分が多い」と話した。 輝は西前頭15枚目の狼雅を突き落とした。土俵際まで押し込まれるも逆転の突き落としを決めた。大きな擦り傷をつくったが、「勝ったので全く問題ない」と笑顔を浮かべた。 大の里は、豪ノ山にもろ差しを許し、土俵下に転がり落ちた。取組後、支度部屋で内容を問われても「どうですかね。また明日ですね」と言葉少なだった。 幕下では、西3枚目の欧勝海(津幡町出身、鳴戸部屋)が同筆頭の木竜皇に寄り切られ、2敗目(3勝2敗)を喫した。 ●一意が右膝負傷 幕下最下位格付け出しの一意(かずま)(金沢学院大附属高OB、木瀬部屋)は西三段目6枚目の時天嵐に押し倒され初の黒星。右膝を負傷して花道を車いすで引き上げた。部屋関係者によると靱帯(じんたい)を痛めたとみられ、病院に運ばれた。