石川県 小松空港の第2滑走路の整備を「一時中断」
石川県が議論を進めていた、小松空港の第2滑走路の整備について、馳知事は29日、検討を中断すると明らかにしました。 航空自衛隊の戦闘機と民間の航空機が1本の滑走路を共用している小松空港をめぐり、石川県は機能強化や国際便の増便を見据え、民間機だけで利用できる第2滑走路の整備に向けた議論を進めてきました。 一方、防衛省側は滑走路の増設に難色を示し、去年12月には県が第2滑走路の建設を想定していた防衛省用地に新たな施設を整備する計画を明らかにしています。 これを受け馳知事は関係者と議論を進め、29日、第2滑走路の検討を一時中断すると表明しました。 馳知事「防衛省として重要な意味合いがあって機能強化をする以上、それには協力をしたい。従来から主張してきた案での第2滑走路の件はひとまず中断すべきだと。次の段階に進む必要がある」 一方、空港を取り巻く環境に変化があった場合は、議論を再開することも視野に入れていくとしています。
北陸放送