大谷翔平モデルの「二刀流」ペン、限定発売 本拠地で観戦しイメージ、緻密な加工
金属切削加工の丸安精機製作所(諏訪市)は17日、米大リーグで2度目の最優秀選手(MVP)を受賞した大谷翔平選手モデルの高級ペン「TwoWayStar」が完成したと発表した。ペン内部の機構を入れ替えることでボールペンにもシャープペンにもなる「二刀流」仕様。同社の高い技術で細密な加工を施した。同日から、郵便局やローソン、米大リーグなどのネットショップで販売する。 【写真】10万4500円・9万9000円の「二刀流」ペン。それぞれ限定1700本の販売だ
■試合観戦でイメージ膨らませ…
同社が2月、キャラクターグッズなどの企画販売を手がけるエンスカイ(東京)からの依頼を受け、開発を進めてきた。投手としても打者としても活躍をみせた大谷選手のイメージに合うようにと試作を重ね、シンプルでありながらも重厚感あるデザインに仕上げた。丸安精機の強みでもある、金属に微細な溝を刻む「ローレット加工」をペン全体に施したほか、キャップを受ける本体グリップ部がネジ山になるようにローレット加工技術を応用した。 販売するペンはMVPを記念した金色の真鍮(しんちゅう)タイプと、エンゼルスのチームカラーの赤を配色したホームラン王記念のスタンダードタイプの2種類。ともに税込みで真鍮タイプは10万4500円、スタンダードタイプは9万9千円。両タイプとも限定1700本。開発した取締役の長峰偉紘(たけひろ)さん(38)はエンゼルス本拠地での試合観戦などでイメージを膨らませたといい、「皆さんが大谷選手の活躍に感動した思いを呼び起こすものになってくれるとうれしい」としている。