<伊藤沙莉>30歳の自覚 多くを吸収した“スポンジ期間”の20代経て 「虎に翼」好演も「ここからもっと挑戦」の思い
◇「家族」が今も昔も変わらず大きな軸
ドラマタイトルの「虎に翼」は、中国の法家・韓非子の言葉から取られていて、「強い力を持つ者にさらに強さが加わる」という意味を持ち、「鬼に金棒」と同義語。伊藤さんにとって、その言葉から連想するのは「家族」だといい、今も昔も変わらず大きな軸になっている。
「私は、家族に褒められている限り、この仕事を続けられるし、何でもできると思っていて。いちばんのモチベーションが家族だからこそ、家族が面白がってくれないと反省はするし、アンチコメントも、ほかの誰よりも、家族に言われることがきついってこともある。だからこそ、家族が応援してくれる限りはずっと頑張れると思います」
主演を務める朝ドラが20代最後の作品で、30代最初の作品にもなった伊藤さん。そこから先の挑戦と進化にも大いに期待できそうだ。