都内の商店街人口、6割増に 連休後に緩みか、小池知事「正念場」
東京都の小池百合子知事は11日、インターネット上の情報発信動画で、都内2か所の商店街の滞在人口を比較したところ9日(土)が1週間前の2日に比べて約6割増となっていたと発表した。同日の渋谷駅周辺、歌舞伎町の滞在人口もそれぞれ1週間前と比べて23%、31%増加していたという。 ゴールデンウィーク明けから人の流れが戻りつつある現状について、小池知事は「連休が終わってからポーンと増加傾向に転じている。連休は終わったが、緊急事態宣言は終わっていない。ここが正念場だ」と引き続き外出自粛などに協力するよう都民に訴えた。
陽性者15人、約40日以来の低水準
11日に新たに確認された新型コロナウイルスの陽性患者は15人に留まったことも明らかにした。陽性確認者数が20人を下回ったのは3月30日ぶり。20人以下も6日連続となった。 一方で、これまでの新型コロナウイルス患者の情報を精査したところ、都に報告がなかった陽性患者が111人していたことも明らかにした。小池知事は「各保健所とより緊密に情報を取りまとめていく」と述べた。