『リビングの松永さん』美己が初めて経験した大きな別れ 大久保桜子が抜群の存在感を発揮
夏未(若月佑美)とのバトルにもついに決着が
美己のことを「みこっぺ」と呼ぶ変わり者のあかねだが、その抜群の存在感は、演じる大久保桜子の手腕によるものだろう。これまでも、あかねのまとう“不思議な空気”を確かな演技力で醸し出してきた大久保。美己と朝子(黒川智花)が考えた、手作りの結婚式では、クラシックなウェディングドレス姿を披露した。 「なんか……寂しくなっちゃって」と涙を流す美己につられるように、卒業式でも送別会でも泣かなかったあかねの“別れの涙”は、第9話の大きな見どころである。シェアハウスという場所の特性上、別れはつきものであるが、それでもやはり寂しいものは寂しい。それは、このドラマの最終回が近づいている今、視聴者が感じている松永たちとの別れの寂しさにも似ている感情かもしれない。 さらに今回は、夏未(若月佑美)とのバトルにもついに決着が。「純とやり直したい」という夏未に、「ごめん、小夏の気持ちには答えられない」「好きな人がいる」と返した松永。美己の気持ちを思うと、一刻でも早く返事をしてあげてほしいところだが、どうやらもう少しだけ、告白の返事はお預けのようだ。次週、リビングを飛び出して水族館でダブルデートに向かう松永は“好きな人”にどうアプローチを仕掛けるのだろうか。
すなくじら