國村隼&高橋努、板垣李光人×中島裕翔W主演ドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』出演決定
板垣李光人と中島裕翔がW主演を務める2025年1月期のカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』の追加キャストとして、國村隼と高橋努の出演が発表された。 【写真】人情派“たたき上げ”捜査員・岡部靖文を演じる高橋努 本作は、白泉社『MELODY』で1999年から2012年まで掲載され、現在はスピンオフ『秘密 season0』の連載が続いている、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した水玲子による人気漫画『秘密-トップ・シークレット-』を実写ドラマ化するヒューマンサスペンス。科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”を舞台に、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて、室長の薪剛と、新米捜査員の青木一行のバディが、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていく。 板垣が第九の室長・薪剛役を、そして中島がかつての第九メンバーで、薪の親友以上の存在だった鈴木克洋役と、その後第九に配属される、鈴木と瓜二つの新米捜査員・青木一行役の一人二役を演じる。また、法医第一研究室に所属する解剖医・三好雪子役で門脇麦が出演する。 國村が演じるのは、物語のカギを握る貝沼清孝。原作では薪に助けられたホームレス男性だが、本作では大学教授で第九のMRI捜査技術を開発した脳科学の権威というオリジナル設定のキャラクターに。MRI技術の開発を通して薪と親交を深め、薪が信頼し尊敬する人物だが、後に衝撃の秘密が明かされることとなる。 高橋が演じるのは、薪を支える“第九”の捜査員・岡部靖文。岡部はがっしりとした体格と野性味あふれる風貌をしており、事件解決に全力を注ぐ熱く実直な性格の一方で、情にもろく人間味に溢れ思いやりと愛嬌がある。捜査一課でノンキャリアのたたき上げ刑事だったが、“ある特命”を受けて第九に配属される。当初はMRI捜査に否定的な考えをもつものの、次第に薪に心から敬意を払うようになり、薪をサポートしていく。 コメント 國村隼(貝沼清孝役) 脚本を読んで思ったのが「コンセプトがとても面白いな」と。今まで考えようもなかった捜査方法で、倫理的にいいのか、自分は問題を解決しているのか、という主人公の葛藤などいろいろな要素がある。今までに並ぶもの、似たものがない、非常にオリジナリティーがある物語だと思いました。脚本は佐藤嗣麻子さんで、さまざまな要素が詰まった、読み物として面白い脚本だなと思いました。逆に撮る側の苦労は有りそうだなと。自分自身、貝沼という人物にとても惹かれました。一体この人はなぜこうなったのだろう、実際にこんな人がいたら恐ろしくもあり、また興味も尽きない。貝沼は脳科学者で自分自身を含めて、人間としての存在を「脳」でとらえていると思います。薪に対してというより薪の脳の中にあるあらゆる才能を、厳密に言うと薪の脳に対して特別な感情を抱いている、そういう人物なのですね。彼の興味は脳の中身にしかない。だからMRIを開発したのでしょう。 そんな複雑な登場人物たちを描くために、撮影現場では通常のドラマの撮影の中にMRI映像の(登場人物の主観)撮影が有ったりするので、現場ではともすれば混乱しそうになります。撮影はシーンごと交互に進行するため、時には「あれ?」なんて事も起こったりして。こんな感じで撮影されていますが、完成し整理された映像は視聴者の方に楽しんでいただけると思います。このドラマは今までにない楽しみ方ができる作品になると確信しています。 高橋努(岡部靖文役) オファーを受けてから原作を読みましたが「(岡部は)オレじゃん」と思いました、特に顔が(笑)。原作は読み進めるのが楽しくて、ドキドキしながら読みました。最初はこの原作をどうやって脚本にするのかと思いました。しかし原作をイメージしやすい脚本になっていて、すごく面白いです。原作の岡部ファンがいたとしたら裏切りたくないなと。誠実さとチャーミングさを兼ね備えた岡部をしっかり演じたいと思います。岡部は捜査一課のエリートでとにかく事件を追う・解決するところに重きを置く誠実さや、実直さがあると思っています。被害者を思う、「愛」を持ったキャラクターなので「愛」を持って演じたいと思います。板垣さんと中島さんの2人との初日では、漫画からそのまま出てきたようだなと思いました。2人に出会うシーンがありましたが、2人ともイケメン過ぎて…。輝いていました。 脳の記憶は全て「過去」のもの。しかしこの作品は「未来」に向かっていると思っています。脳のMRI映像だけではなく、苦しんでいる人たちがたくさん出てきますが、未来に向かって進んでいる、人生を歩んでいる。薪がまさにそうだと思います。物語が終わった後に前向きになれたらいいなと。作品を通して視聴者が薪を応援してくれたら前に進めるんじゃないかと。そのうちの何人かは岡部を応援してくれたらいいなと思っています。
リアルサウンド編集部